根底にあるもの
Mebaeは、宮城・仙台を拠点に、中小企業の環境・社会情報開示を実務レベルで支援するために立ち上げました。立ち上げの動機は単純です。「開示しなければならないことは分かっているが、何をどう準備すれば良いか分からない」という声を、近くで何度も聞いてきたからです。
答えを一方的に渡すより、理由と根拠を一緒に整理する方が、長く続く。そういう考え方が、Mebaeのすべての仕事の出発点になっています。
私たちが描いている方向性
環境・社会報告が、大きな企業だけのものではなくなってきた今、中小企業がこの分野で消耗しないための知識と仕組みが必要だと感じています。
毎年外部に依頼し続けるのではなく、自社の担当者が理解した上で更新できる体制を作ること。報告を「義務」から「実態を正直に伝えるための道具」に変えていくこと。そういった変化が、一社一社の積み重ねで起きると思っています。Mebaeはそのひとつのきっかけになりたいと思っています。
大切にしている考え方
考え方が仕事にどう表れるか
考え方は、実際の作業の中でなければ確かめられません。Mebaeが届ける成果物には、以下のような形でこれらの考え方が反映されています。
要件一覧には出典を明記する
「この開示が必要」と書くだけでなく、それがどの法令・顧客条件・金融機関の要請から来ているかを並べます。理由が分かれば、次の判断もしやすくなります。
計算ワークブックは第三者が確認できるように整える
どの数値をどの係数で計算したかが、後から追えるように記録します。外部機関が確認したいと言ったときに、慌てなくて済みます。
削減計画は「できること」から順番に並べる
賃貸契約の制約、設備の更新時期、担当者の負担——そういった実情を踏まえて、現実的な順序で計画を組みます。絵に描いた餅にならないように。
相手に合わせて進める
環境報告の専門知識がある前提で話を進めることはしません。「GHGプロトコルとは何か」「Scope 1と2の違いは」——そういった説明から始めることも、必要であればためらいません。
担当者がどの程度この分野に慣れているか、社内のデータがどの程度整っているか——そういった状況を最初に確認した上で、作業の進め方を調整します。同じサービスでも、会社によって進め方が少し異なるのはそのためです。
変えることと変えないこと
環境報告の基準やフレームワークは毎年更新されます。GHGプロトコルの改訂、開示基準の統一化、国内法令の変化——Mebaeはこれらの動きを継続的に追い、サービスの内容に反映させています。
一方で、変えないものもあります。出典を示すこと、不確かさを隠さないこと、現状から積み上げること——この三つは、基準がどう変わっても手放さない考え方です。
正直であること
「この数値は推計です」「この要件には現状対応できていません」——そういうことを成果物の中ではっきり書くことを、Mebaeは大切にしています。
見た目が整った報告書より、正直な記録の方が、長期的には信頼につながります。外部から開示内容を問われたときに、根拠をもって答えられることが、本当の意味での開示の強さだと思っています。
一人でやらない
Mebaeとの作業は、「依頼して待つ」形ではありません。社内にあるデータの場所を一緒に確認したり、方法書の草案を見直してもらったり——互いに確認しながら進めます。
その方が、成果物を受け取ったときに「中身が分かる」状態になります。次年度の更新を社内で行うためには、その理解が必要だからです。
今年だけではなく、来年以降のために
「今年の報告を提出する」というゴールは、短期的な目標です。Mebaeが意識しているのは、その先——来年担当者が一人で更新できるか、再来年に基準が変わっても対応できるか——という視点です。
木の年輪が一年ずつ積み重なるように、報告の記録も年を重ねることで価値が生まれます。最初の年に基盤を丁寧に作ることが、その後のすべてを楽にします。
あなたにとって何が変わるか
分かって進める
なぜその情報が必要なのか、なぜその計算方法を使うのか、理由を理解した上で作業を進めます。
説明できる成果物
取引先や金融機関から内容を問われたとき、根拠をもって答えられる資料を届けます。
来年以降の負担が軽くなる
計算の記録と方法書があれば、翌年度の更新は社内でできます。毎年同じコストをかけ続ける必要はありません。